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アンチ・ドーピング
ドーピングについて理解しよう

ドーピングの歴史

スポーツにおけるドーピングの記録は1865年のアムステルダム運河水泳競技が最も古いといわれています。1886年には自転車競技において興奮剤使用による最初の死亡事故が発生し、1960年のローマオリンピックで興奮剤(覚醒剤)使用による自転車競技選手の死亡事故を機会に、1968年のグルノーブル冬季オリンピックとメキシコオリンピックから正式にドーピング検査が実施されるようになりました。

当初は、麻薬や覚醒剤、興奮剤が検査されていましたが、1976年のモントリオールオリンピックからは筋肉増強剤の蛋白同化ステロイドが検査できるようになり、1988年ソウルオリンピックではそれまで検出が困難とされていた蛋白同化ステロイドのスタノゾロールの検出によって陸上男子100mのベン・ジョンソン選手が金メダルを剥奪されました。1998年にはツールドフランスでエリスロポエチンが多数発見されて問題となり、2000年シドニーオリンピックからはエリスロポエチンの使用を検出するために血液検査も実施されています。ドーピング検査導入後、多くの陽性例が報告されており、記憶に新しいところでは、2004年アテネオリンピックでは男子ハンマー投げのアドリアン・アヌシュ選手が尿検体のすり替えと検査拒否によって金メダルを剥奪されています。

オリンピックのドーピング検査

夏季大会
開催地 検査数 陽性数
1968 Mexico City 667 1
1972 Munich 2079 7
1976 Montreal 786 11
1980 Moscow 645 0
1984 Los Angeles 1507 12
1988 Seoul 1598 10
1992 Barcelona 1848 5
1996 Atlanta 1923 2
2000 Sydney 2359 11
2004 Athens 3667 26
冬季大会   
開催地 検査数 陽性数
1968 Grenoble 86 0
1972 Sapporo 211 1
1976 Innsbruck 39 2
1980 Lake Placid 440 0
1984 Sarajevo 424 1
1988 Calgary 492 1
1992 Albertville 522 0
1994 Lillehammer 529 0
1998 Nagano 621 0
2002 Salt Lake City 700 7

IOC FACTSHEET 2005より

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