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2006/02/26
日本代表選手団記者会見〜バンクーバーに向け「戦う選手団」を

 2月26日、大会最終日を向かえ、遅塚研一団長、亀岡寛治総監督による日本代表選手団の記者会見がメインプレスセンターで行われた。

 遅塚団長は、「フィギュア女子シングルの荒川静香選手は、冬季オリンピックで日本の女子として2人目の金メダリストとなり、冬季大会で世界的にもっとも注目の高いフィギュア競技で金メダルを獲得したことは画期的な出来事。プレッシャーの中で荒川選手が見事な演技をしてくれたことで、選手団全員が救われた思いだった。
金メダル獲得は、荒川選手自身が練習に励み、チャレンジした成果であり、同時に日本スケート連盟のフィギュアチームのジュニア育成プランが結実した結果でもあり、感謝したい」と述べた。

 大会を振り返り今回の成績について「5つの4位入賞があったが、メダルにもう一歩というものもあれば、3位とはかなり実力差があったものもあった。選手団として今回メダル5個を努力目標と掲げていたにもかかわらずこのような結果となってしまい国民の皆様にはお詫びを申し上げたい。
この結果を踏まえて各競技団体には、不振要因を分析し、強化方針の建て直しを行ってほしい。JOCとしては今後も競技団体を強く支援していく考えに変わりないが、今回のことを反省点とし従来夏冬にかかわらず出場枠一杯の派遣数を認めてきたが、「戦う選手団」を作るために選手団のスリム化に着手することも考えなければならないだろう」と語った。

 また亀岡総監督は、2010年バンクーバー大会に向けての課題として冬季競技のナショナルトレーニングセンター構想や、強化資金について取材陣からの質問に答え「スケートの場合は長野オリンピックの遺産である長野のエムウェーブを現在より利用期間を伸ばしもらうことを行政と相談している。冬季競技は、練習場所に氷や雪がなくてはならないため合宿にかかる費用も多くならざるを得ない。現状では、補助金が競技団体の自己負担金と合わせて使うことが条件となっているため、自己負担金の確保が問題で、JOCや行政に自己負担金の割合を少なくしてもらうことを働きかけていきたい。」と話した。

(左から)亀岡寛治総監督、遅塚研一団長


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