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東日本大震災復興支援 JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクト
第22回オリンピック冬季競技大会(2014/ソチ)視察団

1.出発前に感じたこと

視察団員に決定したと聞いたとき、あまり実感がわきませんでした。しかし、パスポートを取ったりウェアが届いたりと準備が進んでいくうちに、本当にソチへ行くんだという期待と、日本代表と同じウェアを着るということは自分も日本代表の一員なんだという緊張感がわいてきました。


ソチオリンピック視察団の一員に選ばれたと知った時、まさか憧れのオリンピックが目の前で見られるなんてと思い、うれしく、驚きました。その日の夜は、興奮と期待でなかなか寝付けませんでした。


日本代表のウェアに袖を通したときは、日本の中学生代表、また日本の視察団代表の一員になったのだと意識し、ソチに行っても日本代表として責任ある行動をしなければならないと感じました。


最終的に目指している舞台を見に行けるということに、抑えられない興奮と期待で胸がいっぱいでした。


日の丸のついたウェアに袖を通したとき、僕は率直に「カッコいい」と思いました。僕も早く自分の名前が入ったウェアを着られるようになりたいと思いました。


前泊した味の素ナショナルトレーニングセンターで衝撃を受けました。競技に打ち込める最高の環境が整っていて、そこで練習する選手たちを少しうらやましく思いました。


視察団の一員に決まったとき、心臓が飛び出しそうなくらいうれしかったです。「JAPAN」と書かれたウェアを着てみると、被災地の代表として、しっかり学んでこなければならないという自覚がわいてきました。


団員は違う県、違う地域の人ばかりでそれぞれの目標を持ったスポーツマン。仲良くやっていけるか不安にもなりましたが、意外にもすぐに仲良くなることができました。


「本当に僕でいいのかな?」と思いましたが、長年お世話になったスキー場の人たちや地元のジュニアチームの人たちの顔が思い浮かび、「あの人たちへの恩返しと言ってはおこがましいけど、せめてあの人たちの分まで見てくるしかない」と決心して参加することにしました。


視察団に決まってから取材を受ける機会が増えて大変でしたが、ほかの選手の父兄から「取材を受けてもらった方が茨城県のスキー界の活性化にとってありがたい」と言われて、「茨城県のスキー界のために取材を受けよう」と快く応じられるようになりました。取材を受ける難しさも感じました。


代表ウェアを着たとき、オリンピックを見に行く実感が今まで以上にわきました。団員と初めて顔を合わせた日、様々なスポーツをしている人と友達になれることがとてもうれしかったです。