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2006.03.09 その他活動

JOCと日本コカ・コーラが「アクエリアス基金」を設立

日本オリンピック委員会(JOC)は、コカ・コーラ社製品の研究開発を担う(株)コカ・コーラ東京研究開発センターと、「日本オリンピック委員会/日本コカ・コーラ スポーツ科学基金(通称:アクエリアス基金)」を4月初旬に設立すると発表した。

この基金はJOCと日本コカ・コーラ(株)との長年のパートナーシップに基づき設立されるもので、日本のアスリートの国際競技力向上と、広く一般国民の役に立つスポーツ科学の振興を図るために、基金設立の目的に合致するスポーツ科学の研究テーマを広く公募し、選定された研究に対して助成を行なうもの。助成件数は年間5〜10件、助成額は1テーマあたり100〜500万円、2006年度は3000万円を予定。

3月9日に行なわれた記者発表会で竹田JOC会長は、「昨年日本コカ・コーラの魚谷社長から選手強化につながる研究・開発ができれば、という提案をいただいた。このプロジェクトは今までにない革新的なサポートになると期待している」とコメントした。

JOCと日本コカ・コーラが「アクエリアス基金」を設立
写真右からコカ・コーラ東京研究開発センター橋本社長、日本コカ・コーラ魚谷社長、荒川静香選手、竹田JOC会長、選考委員長を務める河野JOC理事 写真提供:アフロスポーツ

ゲストとして招かれたトリノ冬季オリンピック・フィギュアスケート金メダリストの荒川静香選手は「フィギュアスケートは優雅に見えても、短時間のなかに多くの技を盛り込むため、有酸素運動というより乳酸運動に近いスポーツで、水分補給によるリカバリーの重要性を感じている。また体内吸収のスピードや補給のタイミングとエネルギー代謝の関係はアスリートにとって興味深く、後に続く選手たちのためにも研究の成果に期待している」と話した。

日本オリンピック委員会/日本コカ・コーラ スポーツ科学基金(通称:アクエリアス基金)
【助成概要】
助成対象研究に選定された研究者本人または当該研究者の所属する機関に対して助成を行なう。
助成件数:年間5〜10件程度を予定
助成額:1テーマあたり100〜500万円(2006年度の助成額は3000万円を予定)

【助成対象テーマ】
(1) 水分補給に関するスポーツ科学の研究
(2) スポーツ栄養に関する研究
(3) 競技力向上に関する研究
(4) アンチ・ドーピングに関する研究
(5) その他、本基金の目的にあった研究

【2006年度のスケジュール】(後日詳細を追加発表の予定)
2006年7月 助成申請書の受付(7月末日締切予定)
       助成対象研究の決定
2006年10月助成金交付
2007年7月 研究報告書提出

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