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2017.01.10 お知らせ

竹田会長が年頭あいさつ「2020年以降を見据えた意識改革を」

竹田会長が年頭あいさつ「2020年以降を見据えた意識改革を」
年頭のあいさつを行う竹田恆和会長(写真:フォート・キシモト)
竹田会長が年頭あいさつ「2020年以降を見据えた意識改革を」
東京2020大会まで約3年半。大会の成功とともにその先を見据えることが重要と説いた(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長は仕事始めの5日、職員に向けて年頭挨拶を行いました。

 竹田会長はまず、1月29日からカザフスタンのアルマティで行われるユニバーシアード冬季競技大会と2月19日から札幌で行われるアジア冬季競技大会について触れ、2003年以来の自国開催となるアジア冬季競技大会に対して「大いに盛り上げて、素晴らしい大会にできるよう、皆さんと協力をしたい」と述べました。そして、約1年後に迫った平昌オリンピック冬季競技大会に向けても出場権をかけた予選など結果を残す重要な年になるとし、「選手たちが最高のコンディションでオリンピックに臨めるよう、皆さん方も環境整備に万全を期していただきたい」と呼びかけました。

 また、元旦でちょうど開催1300日前となった東京2020大会については、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の言葉を引用しながら「この混迷する時代に東京2020大会を成功させ、206の国と地域の友情を一層強固なものにして、世界をつなぎ止めるといった大きな役割を果たし、世界平和の構築に貢献していかなくてはならない」と述べるとともに、来年度のスポーツ関係予算の増額やスポーツ庁で策定中の第2期スポーツ基本計画の内容などを踏まえ、「選手の活躍を支えるというJOCの役割を果たし、当面の目標となる東京2020大会を成功に導いていかなければならない。2020年に向けてJOCのエネルギーを一層活性化させていく、この最大のチャンスを生かしてもらいたい」と訴えました。

 さらに竹田会長は、次の理事会で提案される「JOC将来構想プロジェクト」についても言及。2020年だけでなくその先にJOCがどうあるべきかが重要であり、JOCの使命を果たすための3つの役割と5つの活動――(1)選手強化、(2)アスリート支援、(3)オリンピック・ムーブメント推進、(4)国際連携、(5)自律・自立――を相互に連携させながら効率的に進めていく、と述べました。そして「今年の干支、丁酉(ひのととり)は歴史的に改革の年とも言われているが、基本的なことはぶれずに、目的を達成するために意識の改革から始めていかねばならない。意識の改革によってJOCが一層飛躍する年になるよう、皆さんとともに頑張っていきたい」と締めくくりました。

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