MENU ─ ニュース
2016.08.08 オリンピック

【メダリスト会見】三宅選手「本当に思い出に残るオリンピックになりました」

【メダリスト会見】三宅選手「本当に思い出に残るオリンピックになりました」
柔道の近藤亜美選手、藤直寿選手、ウエイトリフティングの三宅宏実選手が会見に臨みました(写真:アフロスポーツ)
【メダリスト会見】三宅選手「本当に思い出に残るオリンピックになりました」
晴れやかな表情を見せた三宅選手

 リオデジャネイロオリンピックの柔道女子48キロ級で銅メダルを獲得した近藤亜美選手と、同男子60キロ級で同じく銅メダルを獲得した藤直寿選手、そしてウエイトリフティング女子48キロ級で2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した三宅宏実選手が7日(現地時間)、TOKYO2020 JAPAN HOUSEで記者会見を行い、メダル獲得から一夜明けた心境を語りました。

近藤選手 私は金メダルを目指していたので、素直に悔しいという気持ちです。柔道は金メダルが必須なので、本当に情けなく申し訳ないと思っております。

藤選手 自分は一度負けて、そこから3位決定戦まで勝ち上がるまでに、本当にたくさんの人の応援があったから3位になれたなと思うんですが、やっぱり自分の夢である金メダルが取れなくて悔しい気持ちでいっぱいであります。

三宅選手 皆さん、おはようございます。一晩明けて――。何とか銅メダルが取ることができて本当にうれしかったです。ありがとうございます。

――三宅選手に3点質問させてください。1点目は競技が終わった後に、お父様やご家族にどういうお話をされたのか教えてください。

三宅選手 家族には会えなかったので、話していないんですけれども、父には「よく頑張ったな」という励ましの言葉をかけてもらいました。

――2点目は、身体に痛みを抱えながら競技に臨まれた、そのときの心境を聞かせてください。

三宅選手 腰が4月からずっと痛かったんですけれど、今回はリオにもトレーナーさんが帯同してくださって、いろんなケアをしてくださって、あとはドクターの方がいらっしゃるので注射を打ちながら緩和して、試合には思い切って臨むことができたので、結果的にメダルが取れたのでうれしかったです。

――最後(の質問)は、今後の競技人生をどのように考えていらっしゃるか。東京オリンピックについてはいかがでしょうか?

三宅選手 東京オリンピックはすごく魅力的で、出たいなという気持ちはあるんですけれども。でも4年の歳月は何が起こるか分からないので。とりあえず今は、次のことは日本に帰ってから、先のことを考えようと思います。

【メダリスト会見】三宅選手「本当に思い出に残るオリンピックになりました」
近藤選手は悔しい気持ちを語る
【メダリスト会見】三宅選手「本当に思い出に残るオリンピックになりました」
東京大会での金メダルを誓った藤選手

――柔道のお2人にお伺いしたいのですが、お2人はまだ若いので、当然以前から東京オリンピックのことは考えていたと思いますが、一度オリンピックに出られて東京についての気持ち、意欲などに変化がありましたら教えてください。

近藤選手 私はまだ21(歳)なので、もちろん東京オリンピックを目指していこう思うんですが、今回3位という結果で、まだまだ足りないということがとても分かったので、4年しっかり努力して、次は金メダルを取れるように東京オリンピックは頑張りたいと思います。

藤選手 そうですね、自分も東京オリンピックが決まったときから、まぁ自分の場合60キロ級で野村(忠宏)選手の3連覇という記録があったので、それに臨みたいなというふうに思ったんですけど。今回銅メダルで、ちょっとそれにはかなわないかなという気持ちもありますが、東京オリンピックで勝つというところで、すごいインパクトを与えられるんじゃないかと思っているので、東京で必ず金メダルを取りたいと思います。

――三宅選手に。ロンドンの銀メダルと比べて、今回の銅メダルの意味合いの違いを一言で言うと?

三宅選手 一言だと、ちょっと難しいんですけれども(笑)。でも、このリオで取ったメダルはロンドンとは違って本当に特別に、本当にうれしく、なんというか、いろんな経緯があっての、リオで臨んだ試合だったので、私にとっては本当に思い出に残るオリンピックになりました。

――三宅選手に。腰痛でリオに入ってからも苦しまれていたと思うんですが、そのときには話せなかったような、今メダルを取ったときに、どういう風に苦しんでいたか、あらためて聞かせてもらえますか。

三宅選手 一昨年くらいから右の腰をずっと痛めていて、今年の3月から左の腰に痛みが変わってしまって。それから痛みが消えることのないまま、この4月から8月まで過ごしてきて。朝起きるのも痛かったり、日常生活にも支障があったんですけれども。でも何とか練習できる状態には持っていけることができ、過ごせたので、なんて言ったらいいか分からないんですけれど、本当に皆さんにサポートとケアをしていただいたおかげで、本当にあの舞台で思い切り精いっぱい(試技)することができたので、私にとっては結果オーライでうれしかったです。

――今朝はそれまでとまったく違う朝だったと思うんですけれども、朝一番最初に考えたことは何でしたか?

近藤選手 朝はちょっと早かったので眠たくて(笑)、あとやっぱり格闘技なので傷等もあって体中がちょっと痛かったです。

藤選手 そうですね、僕も近藤選手と一緒で体が痛いなというのを一番最初に感じたというのがありますけれど。やっぱり目が覚めて、メダルの色が違うなっていうふうに、部屋の天井を見つめながら思いました。

三宅選手 今日は本当に全然眠れなくて、体もすごく燃えていて、なんか興奮もしていて、あまり寝付けなかったんですけれども。でも朝起きたときに実感が湧くというか、あぁメダル取ることができてうれしいな、というのと同時に、とってもお腹が空いていました(笑)。

会見動画

ページをシェア

関連リンク


CATEGORIES & TAGS


オリンピック の最新ニュース

    最新ニュース一覧