柴田亜衣さん、杉本美香さんらが参加　「オリンピックデー・フェスタin 保原」レポート

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オリンピックデー・フェスタin 保原（写真：アフロスポーツ）

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「手つなぎ鬼」で子どもたちと一生懸命走る大山加奈さん（写真：アフロスポーツ）

　日本オリンピック委員会（JOC）は7月11日、福島県伊達市の保原小学校校庭で「オリンピックデー・フェスタ in 保原」を開催しました。

　オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ！ニッポン！」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

　今回の参加オリンピアンは、競泳の柴田亜衣さん（2004年アテネオリンピック金メダル、2008年北京オリンピック出場）、バレーボールの大山加奈さん（2004年アテネオリンピック5位入賞）と齋藤信治さん（2008年北京オリンピック出場）、新体操の田中琴乃さん（2008年北京オリンピック出場、2012年ロンドンオリンピック7位入賞）、柔道の杉本美香さん（2010年広州アジア大会金メダル、2012年ロンドンオリンピック銀メダル）の5人。保原小学校に通う6年生の生徒とその保護者の皆さん242人と一緒に、運動会形式のスポーツプログラムを楽しみました。

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「大玉ころがし」で楽しむ齋藤信治さん（写真：アフロスポーツ）

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慎重に「ボール運び」をする柴田亜衣さん（写真：アフロスポーツ）

　福島県では今年度第1回目の開催となった今大会。開会式ではオリンピアンを代表して柴田さんが「オリンピックデー・フェスタは5年目に突入し、今日で77回目です。今日は暑いので水分補給をこまめにとりながら、一生懸命楽しく頑張りましょう」とあいさつ。続いて開催地を代表し、福島県企画調整部文化スポーツ局の篠木敏明局長が「ここにいるみんなの中から、将来オリンピックで活躍する選手がいたらうれしいです。今日は思いきり体を動かして、笑顔で頑張って下さい」とエールを送りました。

　運動会ではオリンピアン5人がそれぞれチームリーダーとなり、「手つなぎ鬼」「大玉転がし」「ボール運び」「綱引き」の4種目を実施。気温30度を超える夏日のなか、参加者はオリンピアンと力を合わせて全力で競技に取り組みました。今回は生徒と保護者が一緒に参加をしたこともあり、オリンピアンたちは運動会終了後、「親子で同じことに全力で取り組む機会もなかなかないと思うので、今後も是非続けていってほしいです」という感想を口々に話しました。

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笑顔を見せながら参加者をリードする杉本美香さん（写真：アフロスポーツ）

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保護者の皆さんと一緒になって綱を引く田中琴乃さん（写真：アフロスポーツ）

　閉会セレモニーでは、田中さんがオリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を紹介しました。そして、オリンピアンからのあいさつでは、齋藤さんが「僕が小さな頃はバレーボールだけでなく、さまざまな競技に取り組んでいました。これからもいろいろなスポーツにチャレンジしてください」とコメント。杉本さんは「楽しい、悔しいと思うこと感じることはとても大事です。この気持ちをこれからも忘れずにいろいろなことにチャレンジしてください」とメッセージを送りました。

　オリンピアンが退場する際の見送りハイタッチでは、柴田さんがアテネオリンピックの金メダルを、杉本さんがロンドンオリンピックの銀メダルを披露。参加者はメダルを触りながら笑顔でのハイタッチとなりました。

　フェスタ終了後、参加オリンピアンは福島県浪江町の方々が入居している桑折駅前仮設住宅を訪問しました。入居者の方々からは、現役時代のトレーニング方法や食事についての質問が寄せられたほか、身長2メートルを超える齋藤さんに対しては「大きな体でどのようにしてお風呂に入っているのか」といったユニークな質問も。オリンピアンとの交流や写真撮影を通して、入居者の方々のたくさんの笑顔が生まれていました。

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