10月3日(木)に柔道無差別級を制し、「アジア最強の男」の称号を手に入れた
井上康生選手。さっそく、当日夜のTV番組から出演依頼がありました。
我々、メインプレスセンターのJOCスタッフは、会場から放送施設のあるメイ
ンメディアセンターまで選手をエスコートする事があります。移動の途中や収
録前後の模様を紹介します。
表彰式、ドーピング検査、公式記者会見を終え、アジア柔道連盟主催の
Farewell Partyで「IPPON TROPHY(一本トロフィー)」を授与された井上選手。
次に向ったのは柔道会場近くの焼肉屋で行われていた柔道チームの打ち上げ会
場。スタジオ入りの時間を考えて30分の制限つきで参加してもらいました。
約束の時間(21時30分)ピッタリに我々の前に姿を現した彼の第一声。
「みなさん何も食べてないんですよね。なんか、持ってくりゃよかったっス
ね。」
移動の車の中で話を聞くと、試合の直後に焼肉はちょっときつかったようで井
上選手自身もほとんど食べていないとの事。それでも、我々を気遣う余裕があ
るとは、彼の人間性を見たような気がしました。強いだけではなく、こういう
気遣いもできる井上選手。マスコミへの応対も丁寧です。「TVは苦手っす。」
と言いますが、彼の気遣いにTV局のスタッフは恐縮&感激していました。
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