のべ1,746名が参加！ 2012オリンピックデーランひたちなか大会
日本オリンピック委員会（JOC）は11月18日に茨城県ひたちなか市のひたちなか市総合運動公園で今年度最後の「2012オリンピックデーランひたちなか大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピックムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン（オリンピック出場経験者）と一般市民がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを一緒に楽しむことを目的に、1987年より全国各地で実施していて、ひたちなか大会は今年で9年連続の開催となりました。
前日の雨から一転して快晴の下、開会式が始まりました。主催者あいさつの後、オリンピックふれあいアンバサダーの荻原健司さんがトーチを持ち、宮下純一さん、米田功さん、野村智宏さん、上田藍さん、川崎努さんがJOC旗を持って入場。荻原さんが「オリンピアンの火」を点火すると、会場からは拍手が起こりました。
あいさつで茨城県水戸市在住の川崎さんは「現在、茨城もどんどん復興に近づいています。このパワーをいかして、元気よく走りましょう！」と参加者に呼びかけました。続いて準備運動としてマクドナルドのマスコット、ドナルドによるストレッチ「ドナレッチ」が行われ、全員で体をほぐしました。
その後、5km、3kmのコースに分かれてジョギングがスタート。ランニング日和のなか、参加者は思い思いのペースで走り、オリンピアンとのふれあいを楽しみながら笑顔でゴールしました。
ゴール後のオリンピアンたちには記念撮影を求める参加者の列ができ、オリンピアンも笑顔で参加者と写真におさまっていました。
そのほか、会場ではウォーキングや新体操、バドミントン教室なども行われ、スポーツを楽しむ人たちが数多く見られました。
ジョギング後に行われたオリンピアンによるトークショーでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致の話題になり、荻原さんは「東京にオリンピックが来れば、世界の一流選手がひたちなかで事前合宿をする可能性があります。ここで世界のプレーが見られるのです。ぜひそのためにも支持をお願いします」と呼びかけました。
その後、サイン会も行われ、参加者はオリンピックデーラン記念Tシャツや色紙などにサインをもらい、笑顔で帰路につきました。
終了後、荻原さんは「つい競争してしまい、先日の長野大会は2位、今日は2人の元気な子どもに抜かれて3位でした。このようにオリンピアンと子どもたちがふれあう機会はひたちなかでも続けてほしいですね」と笑顔でコメント。
宮下さんは「ひたちなかの人たちのスポーツへの思いが、いい天気につながったのだと思います。走っていても気さくに声をかけてくれて楽しかったです」と話し、野村さんは「汗をかくというスポーツの良さを知って、デーランをきっかけにオリンピック選手が生まれたらうれしいです」と話してくれました。
今回唯一の現役アスリートだった上田さんは「2008年の北京オリンピックの後に参加したひたちなかのデーランで一緒に走った人が、今日もいらっしゃって声をかけてくれたのでうれしかったです。今後も現役を続けるので多くの人に応援したいと思われる選手になりたいですね」と意欲をみなぎらせていました。
＜2012オリンピックデーランひたちなか大会 実施概要＞
■実施日：2012年11月18日(日)
■会場：ひたちなか市総合運動公園（茨城県ひたちなか市新光町49）
■天候：晴れ
■実施種目
・ジョギング5.0km、3.0km
・ウォーキング
・オリンピアン・トークショー
・オリンピアン・サイン会
・スポーツ教室（バドミントン、新体操）
■参加者数：のべ1,746名
■参加オリンピックふれあいアンバサダー
・荻原健司（スキー・ノルディック複合）
・宮下純一（水泳・競泳）
・米田功（体操・体操競技）
■参加オリンピアン
・野村智宏（陸上・走り高跳び）
・上田藍（トライアスロン）
・川崎努（スケート・ショートトラック）
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