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2017.11.29 オリンピック

北京オリンピック競技成績の変更に伴い、湯元健一氏に銀メダル授与

北京オリンピック競技成績の変更に伴い、湯元健一氏に銀メダル授与
竹田JOC会長(左)から銀メダルとメダリストピンを授与された湯元健一氏(写真:フォート・キシモト)

 第29回オリンピック競技大会(2008/北京)のレスリング男子フリースタイル60kg級に出場した湯元健一氏の競技成績について、国際オリンピック委員会(IOC)より、3位から2位に繰り上がったとの通達があったことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)は15日、岸記念体育会館で競技成績の変更に伴うメダルセレモニーを行いました。

 IOCが2014年12月に示したオリンピックアジェンダ2020では、他の競技者の失格を受けてオリンピック・メダルを授与されることになった選手に対し、正式な表彰式を催すこと、そして、IOCプロトコール上、その国のIOC委員からメダルを授与することとしております。

 JOC会長である竹田恆和IOC委員から銀メダルを授与された湯元氏は「複雑な思いはありますが、金メダルを目指していた人間として1つでも順位が上がったことは本当に光栄なことだと思い、嬉しく思います」と喜びを語ると、「今後、ドーピング問題に対しては競技関係者として戦わなければいけないと思っています」と指導者として気持ちを引き締めていました。また、双子の弟である進一氏は2012年ロンドンオリンピックのレスリング男子フリースタイル55kg級の銅メダリストであることから、「兄弟仲良く同じ銅メダルでしたが、これで兄として1つ上の順位になりました。さっそく弟にこのメダルを見せに行こうと思います」と笑顔を見せました。

 なお、今回の競技成績の変更に伴い、同大会で日本代表選手団が獲得したメダル総数25の内訳は、金メダルが9、銀メダルが7、銅メダルが9となりました。

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