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2017.08.22 選手強化

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」の発表会を開催
「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
平岡JOC副会長兼専務理事

 日本オリンピック委員会(JOC)は、コカ・コーラ社および日本郵便株式会社の協力のもと、新たに「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」を設置するにあたり、18日、記者発表会と自動販売機の除幕セレモニーを行いました。

 本自販機は、JOCが2016年1月から実施している「JOCオリンピック選手強化支援プログラム with コカ・コーラ」の新しい取り組みとして、オリンピック競技大会メダリストとゆかりのある地域の郵便局に設置されます。これまで設置された「JOCオリンピック支援自販機」同様、売り上げの一部はJOCに寄付され、夏季オリンピック競技大会実施競技の選手強化およびオリンピック・ムーブメントの推進活動に役立てられます。

 記者発表会では最初に平岡英介JOC副会長兼専務理事が挨拶に立ち、「3年後には東京2020大会が開催され、日本では4回目のオリンピックが開催されることになります。そのような中で選手強化に多大なご支援、ご協力をいただき、JOCとして大変嬉しく思っております」と、日ごろのアスリート支援への感謝の言葉を述べました。そして、東京2020大会を目指す若い選手たちの活躍に触れ、「スポーツの持つ力で国民の皆さまに夢、勇気、感動を与えるとともに、子供たちにスポーツの素晴らしさを体験してもらい、今後の日本の発展、世界平和を目指していきたいと思います」と決意を語りました。

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
日本郵便株式会社の大澤専務執行役員
「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
日本コカ・コーラ株式会社の髙橋東京2020オリンピックゼネラルマネージャー

 日本郵便株式会社からは大澤誠専務執行役員が「今回の支援プログラムの新しい取り組みを本日、皆さまに発表できますことを大変光栄に思っております」と挨拶し、「メダリストメモリアル機」が、リオデジャネイロオリンピックのメダリストにゆかりの地域にある、全国60の郵便局に設置されることを説明。また、日本コカ・コーラ株式会社からは髙橋オリバー東京2020オリンピックゼネラルマネージャーが登壇し、「ワールドワイドパートナーとしてコカ・コーラ社の活動は多岐に渡りますが、その中でもこのオリンピック支援自販機は、選手を直接支援できるという非常にユニークなプログラムとなっております。本日発表するメダリストメモリアル機が、オリンピックのメダリストの功績を改めて称えるツールになるとともに、2020年に向けた選手の育成に役立てていただければと思います」と、今回の自販機が広く利用されアスリート支援につながることに期待の言葉を述べました。

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
日ごろの支援への感謝を述べるとともに「金メダルで恩返しを」と誓った吉田選手
「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
登坂選手は「連覇することが一番の目標」と力強くコメント

 その後、2004年アテネオリンピックと08年北京オリンピックの2大会連続平泳ぎ100m・200mで2冠、12年ロンドンオリンピック4×100mメドレーリレーで銀メダルを獲得し、現在はコカ・コーラ・チーフ・オリンピック担当オフィサーを務める北島康介さん、04年アテネ、08年北京、12年ロンドンオリンピックの3大会連続で金メダル、16年リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得したレスリングの吉田沙保里選手、同じく16年リオデジャネイロオリンピックで金メダリストとなった登坂絵莉選手が登壇し、ゲストトークを行いました。

 東京2020大会へ向けて、選手として、また、日本代表コーチとしてもオリンピックを目指す吉田選手は「選手として出場できることが一番ですが、もしそれができなかったとしてもコーチの立場として今度は選手を勝たせる、金メダルを取らせるような指導者になっていければ」と話し、登坂選手は「皆さんに直接競技を見ていただいて、応援していただいて、連覇することが一番の目標です」と力強くコメント。2人の意気込みを聞いた北島さんは「吉田選手と僕は同学年で、一緒にオリンピックを戦ってきた仲間なので2020年は絶対に彼女のプレーが見たいですし、登坂選手も金メダリストとして2020年は日本チーム全体を引っ張っていってほしい。ぜひ2人に活躍してほしいと思います」とエールを送りました。

 また、「JOCオリンピック選手強化支援プログラム with コカ・コーラ」について、吉田選手は「支援していただいている選手の一人としても、指導者としても、すごく嬉しいことですし、このプログラムを通じて東京2020大会がさらに盛り上がることを楽しみにしています。すごくありがたいことです。女子レスリングとしても金メダルを獲得して恩返ししていきたい」と感謝の言葉を述べました。登坂選手も「サポートしていただいている私たち選手としてはすごくありがたいことですし、オリンピックに向けて、選手、指導者、スタッフ、ボランティア等が一体となり、東京2020大会に向けて日本全体が盛り上がっていけたらいいなと思います」と、この支援プログラムをきっかけに日本中がさらに一丸となっていくことに期待を寄せました。

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
北島さんが「メダリストメモリアル機」の“1人目のお客様”としてペットボトル飲料を購入
「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」が新登場、メダリストにゆかりある地域の郵便局に設置
金、銀、銅の「メダリストメモリアル機」

 そして、北島さんは選手強化支援プログラムと、今回発表された「メダリストメモリアル機」に関して、「とてもユニークで画期的な自販機ですし、こうした活動が選手を支え、日本全体を盛り上げていくきっかけになってほしいと思っています。ぜひ皆さんには選手を応援するぞという気持ちでこのプログラムに参加してほしいと思います」と、自販機を通じたアスリート支援を呼びかけました。

 最後に行われたセレモニーでは、オリンピック実施競技をデザインしたゴールド、シルバー、ブロンズ色のオリジナルラッピングが施された「メダリストメモリアル機」がお披露目され、吉田選手、登坂選手からは「すごい!」と歓声。そして北島さんが実際にペットボトル飲料を購入し、吉田選手、登坂選手にドリンクをプレゼントしました。

「JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機」は、リオデジャネイロオリンピックで活躍した58名のメダリストにゆかりのある地域にある、全国60の郵便局に今年8月下旬から順次設置予定。金メダリストにゆかりのある地域の郵便局にはゴールドの「メダリストメモリアル機」が、銀メダリストおよび銅メダリストにゆかりのある地域の郵便局には、それぞれの色の「メダリストメモリアル機」が設置される予定です。

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