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2008.02.29 選手強化

坂口裕之さんが子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業

日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。

フェンシングに続く第7弾は、2月10日、苫小牧市でアイスホッケーの「第9回JOCジュニアオリンピックカップU18ジュニアオールスターゲーム2008世界U18選手権大会ディビジョン・日本代表選手選考会」で開催され、グランドホテルニュー王子において大会参加選手及びその指導者・保護者、アイスホッケー関係者など約100名を対象に、バルセロナオリンピックで野球銅メダリストの坂口裕之さんが講話を実施した。講話終了後は、苫小牧市白鳥アリーナで行われた試合で最優秀選手に選ばれた春田啓和選手(北海高校2年)に、坂口さんよりJOCジュニアオリンピックカップが授与された。

講話の中で坂口さんは、「スポーツをする上で大切な事は、体力、技術力、精神力の3つがあげられるが、チームスポーツにはもう一つ“組織力”というものがなければ強くなれない」「一歩引いてしまうより、行動を起こすことが大切。ゲーム中の緊迫したシーンで動きが止まってしまう場面があるが、その瞬間にも動ける選手になってほしい」とアドバイス。さらに、「皆が日本を代表する選手として、今後活躍していく姿に注目していきたい。U18という年齢からすると、まだオリンピックが遠い存在に思えるかもしれないが、今の日本のスポーツ界を支えているのは若い世代である。気持ちをしっかり持って夢に向かって邁進していってもらいたい」と力強くエールを送った。また、選手からの「調子の悪い時はどのように乗り越えたか」という質問に対し、「自分の状態が悪いと思ったら、いつもよりウォーミングアップを長めにとったり、思い切って休養をとってみるなど、自分なりに工夫するといい。いくつかの自分の引き出しを持っておくことが大切」と自らの経験を伝授した。

講話終了後は、坂口さんがバルセロナオリンピックで獲得した銅メダルを披露。また、講演に同席していた荒木田裕子JOCアスリート専門委員会副委員長からもモントリオールオリンピックで獲得した金メダルが披露された。「これがオリンピックのメダルなんだ」と、感動のあまりずっと握り締めたまま言葉を失っている選手のほか、保護者の方からは「これがあのテレビで観戦していたバルセロナオリンピック時の銅メダルだと思うと、あらためてあの感動が甦ります」という声も聞かれた。

なお、今後は、3月9日にさいたま市で開催される「平成19年度JOCジュニアオリンピックカップ/第28回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会」の閉会式時にオリンピアンによるカップの授与が行われる予定となっている。

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