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2008.04.15 選手強化

田辺陽子さんが子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業

日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。

ウエイトリフティングに続く第9弾は、3月26〜27日、静岡県掛川市のつま恋で実施された「平成19年度JOCジュニアオリンピックカップ第26回全国高等学校アーチェリー選抜大会」において開催。選手及びその指導者・保護者、アーチェリー関係者など約250名を対象に、バルセロナオリンピックおよびアトランタオリンピックの2大会でいずれも銀メダルを獲得した柔道の田辺陽子さんが講話を実施した。

講話の中で田辺さんは、「自分は大学から柔道を本格的に始めたが、高校時代、やり投げで鍛えた基礎体力があったので充分練習についていけた。今指導している選手たちは技術面では非常に上手くなっているが、怪我が多く、弱くなったと感じる。体力面を向上させることにより精神的にも強くなれるので、基礎体力の部分をもっと鍛えてほしい」とアドバイス。そして「2回のオリンピックで銀メダルを獲得したが、自分の中の“心技体”の位置に大きな違いがあった。26歳で望んだバルセロナの時は“体と技術”で“心”を引っ張り、30歳のアトランタでは“心“で”体と技術“を引っ張った。怪我で練習もできない不安の中での2個目の銀メダル獲得は、満足感で一杯であった」と、参加者にその2つの銀メダルを披露しながら、熱く語った。また、「2回のオリンピックを経験して学んだ事は、自分の限界を自分で作らない事。挑戦することから始まる一歩があり、それは必ず大きな夢に繋がっているものだから、明日からの試合をオリンピックへの第一歩として頑張ってほしい」と、先輩として力強いエールを贈った。

なお平成20年度は、更に競技を増やしてこの支援事業を実施していく予定。

田辺陽子さんが子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
オリンピックで獲得した2つの銀メダルを披露しながら講話する田辺陽子さん
田辺陽子さんが子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
講話終了後、参加選手との記念撮影

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