日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。
平成19年度の最後は、3月30日、東京辰巳国際水泳場において「第30回全国JOCジュニアオリンピックカップ/春季水泳競技大会」で開催。閉会式時に、参加選手及びその指導者・保護者、水泳関係者など約1,000名を対象に、長野、ソルトレークシティー、トリノと3大会連続で冬季オリンピックに出場したスケート・ショートトラックのオリンピアン、勅使川原郁恵さんによる激励及びJOCジュニアオリンピックカップの授与が行われた。
決勝戦を観戦した勅使川原さんは、「スケートと水泳のどちらを選ぶか迷うほど、水泳に打ち込んでいた時があったので、今日決勝戦を観戦してとても興奮し感動した」「冬季オリンピックに3回出場したが、特に日本で開催された“長野”は印象に残っている。2016年にここ東京でオリンピックを開催する為に招致活動をしているが、そのオリンピックには、今大会に出場した皆さんが日本代表として出場し、活躍してくれることを祈っている」と力強くエールを贈った。
また、水泳関係者からは「オリンピアンからカップを授与してもらえる事は、選手・指導者はもとより、関係者にとってもモチベーションがあがるので、是非今後も継続してほしい」という声が聞かれた。
この支援事業は、平成20年度も更に競技を拡大して実施していく。
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