札幌アジア冬季大会JOCレセプションを開催
日本オリンピック委員会（JOC）は19日、竹田恆和JOC会長、古川年正日本代表選手団団長主催による「第8回アジア冬季競技大会（2017/札幌）JOCレセプション」を、札幌市内のホテルで開催しました。
このレセプションは、札幌冬季アジア大会開催における国内外の関係者の支援への感謝を伝える目的で行われ、およそ400名のゲストが出席。アジアオリンピック評議会（OCA）のシェイク・アハマド・アル・ファハド・アル・サバーハ会長、国際オリンピック委員会（IOC）のジョン・コーツ副会長をはじめ、参加各国・地域のオリンピック委員会（NOC）、各国際競技連盟（IF）に加えて国内からは水落敏栄文部科学副大臣、鈴木大地スポーツ庁長官や各国内競技団体（NF）、今回の日本代表選手団を応援するパートナー企業から多くの関係者が訪れました。
1998年長野冬季オリンピック、2003年青森冬季アジア大会のスピードスケート男子500mで金メダルを獲得した清水宏保さんが司会を務める中、最初に主催者を代表して竹田JOC会長が挨拶しました。竹田JOC会長は、2018年の平昌オリンピック、2020年の東京オリンピック、2022年の北京オリンピックと夏冬を通じ3大会連続でオリンピックがアジア地域で開催されることから、「アジアはスポーツの世界におきましても、その重要性とプレゼンスを高めつつあります」と強調。そして、「日本では1つ、確かなことがあります。それは、我々はアスリートの皆さんを友好的な雰囲気で歓迎をし、そのことが各選手がベストのパフォーマンスを発揮するための一助になります」と、歓迎の意を示すとともに、この札幌冬季アジア大会においても熱戦が展開されることを期待しました。
続いてアハマドOCA会長が来賓挨拶に立ち、同日の夕方に催された開会式に触れ「札幌の皆さんや、各NOCの代表の方たち、オリンピアン、子供たちが参加し、札幌が持つ文化、音楽が融合した本当に素晴らしい開会式でした」と絶賛。また、大会開催に尽力した札幌市民、関係者へねぎらいの言葉を送ると、「こうした皆さんの努力が今後、世界中のアスリートやスポーツイベントに参加する人たち全員の役に立つと思います」と述べました。
次に、大会の成功と各国選手団の活躍を祈念し、鏡開きが行われました。竹田JOC会長、アハマドOCA会長、コーツIOC副会長、古川団長、その他IOC委員、OCA役員、水落文部科学副大臣やJOC役員ら代表者が登壇し、「１、２、３、ヨイショ！」の掛け声で鏡開き。続けて、札幌冬季アジア大会組織委員会会長でもある秋元克広札幌市長が「札幌はウインタースポーツとともに発展してきた街です。今大会も皆さまのお力をさらにお借りしながら成功へと導くとともに、これからもウインタースポーツの街・札幌として様々なスポーツイベントの開催を目指してまいりますので、皆さまのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げます」と呼びかけ、乾杯の発声を行いました。
訪れたゲストたちは交流を深めながら、会場で提供された北海道の名産を使った料理を楽しみました。また、会場では日本の伝統的な武道であり、東京2020大会の追加種目に決定した空手道の演武も披露されました。2014年、16年と世界空手道選手権大会の女子個人形の部で2連覇を達成した清水希容選手のスピードと切れのある突きや蹴り、また日本代表選手である林田至史選手、本一将選手、本龍二選手による団体形ならではのぴったりと息の合ったダイナミックな動きの連続に、ゲストからは大きな拍手が送られました。
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