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2012.01.10 国際総合競技大会

ユースオリンピックに被災地の中学生13人を派遣

ユースオリンピックに被災地の中学生13人を派遣
被災地の中学生13人で結成されたユースオリンピック視察団(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は8日、第1回ユースオリンピック冬季競技大会(13日開幕、オーストリア・インスブルック)に東日本大震災の被災地の中学生13人を視察団として派遣することを発表しました。

 本事業は、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、国際オリンピック委員会(IOC)の“TSUBASA”IOCサポートプロジェクトの支援を受けて行われ、被災県に在籍する将来を担う若手選手に国際総合競技大会を身近に体験する機会を提供し、今後のスポーツ活動などに役立ててもらうことを目的としています。

 参加する13人は岩手、宮城、福島の3県で冬季競技に取り組む中学校1〜3年生で、各県の教育委員会及び教育庁による推薦で選ばれました。視察期間は12日から17日までの6日間で、開会式や競技観戦のほか、選手とともに文化・教育プログラムにも参加します。

ユースオリンピックに被災地の中学生13人を派遣
橋本聖子団長(写真:アフロスポーツ)

 視察団の団長を務める橋本聖子JOC理事は「これからの日本を担う子どもたちのために、しっかりとサポートさせていただきたいと思っています。13人の中には震災で親族を亡くした生徒もいます。彼らの心の癒しも含め、一人一人と向き合い、競技について、将来について、あるいはスポーツを通じた人生について、私自身の経験を踏まえアドバイスさせていただけたらと思っています。彼らが今回の視察を通じて、将来に大きな夢と希望を抱いて日本に帰国できることを願っています」と話しました。

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