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バンクーバー2010


スキー・クロスカントリー CROSS-COUNTRY

見どころ

クロスカントリー競技は、大きくディスタンス種目とスプリント種目、リレー種目の3つに分けられる。また、走法にはクラシカル(スキーをフォールラインに真っ直ぐ向けて走る)とフリー(スケーティング走法)の2種類があり、日本チームはクラシカル走法を得意とする。フリー走法は、パワー、足の長さがスピードに直結するなど、いずれも外国勢が有利とされている。

パシュート(Pursuit)クロスカントリー複合

通常、1つの種目ではクラシカルかフリーかの走法で行うが、パシュートは異なる2つの走法を1つの競技の中で行うのが大きな特徴。前半をクラシカルで行い、後半はフリーで行う。
男子の場合、前半15kmをクラシカルで走り、スキーを履き替えて後半の15kmをフリーで走り、合計タイムを競う。女子は前半7.5km、後半7.5kmと男子の半分の距離になっている。
スキーを履き替えるタイムロスをいかに抑えるかが大きなポイントになる。

マススタート(Mass Start)

他の種目が、時間を分けて1人ずつスタートするのに対して、マススタートは同時に(全選手が一斉)スタートするレース方式。何列かになるが、ポジションはトップシード選手は有利な位置を確保できる。

スプリント(Sprint Individual)

スプリント競技(個人)は、予選を行い上位30名が準々決勝に進出する。上位30名による準々決勝は、成績順に1組6名で5組に分けられ、各組上位2名が(トータル10名)と各組の3位の中からタイムのいい2名が勝ち上がり、合計12名が準決勝(セミファイナル)に進出、ヒート1(6名)、ヒート2(6名)に分かれて準決勝を行う。
各ヒートから上位3名が勝ち上がり、6名によってファイナルが行われる。決勝進出できなかった6名は、タイム順に7位〜12位の順位が決定する。
予選終了後、準々決勝、準決勝、決勝とヒートが進むが、 各ヒートの組み合わせ、勝ち抜けシステムなどは以下の表参照。

準々決勝の組み合わせ 1組6人5組制(30名)
各組の割り振り Q1 Q2 Q3 Q4 Q5
予選1位〜20位の割り振り 1 4 5 2 3
10 7 6 9 8
11 14 15 12 13
20 17 16 19 18
21位〜25位の割り振り 21 24 25 22 23
26位〜30位の割り振り 30 27 26 29 28
各2名が勝ち上がり、準決勝へ進出する

準決勝(Semi-Final) 決勝(Final)
S1 S2
Q1 1位 Q4 1位 S1 1位
Q1 2位 Q4 2位 S2 1位
Q2 1位 Q5 1位 S1 2位
Q2 2位 Q5 2位 S2 2位
Q3 2位 Q3 1位 S1 3位
※R 3-1 ※R 3-2 S2 3位
準々決勝の5組から各上位2名(トータル10名)が勝ち上がり、残る2名は5組の中から3位の中でタイムのいい順に2名(※R 3-1及び※R 3-2)が決勝に進出する。
チームスプリント(Team Sprint)

チームスプリントは1チーム2名で編成し、リレー方式で1人3周する。ゴール順に順位が決定する。

マテリアルルール

スキーの長さ:最小値 選手の身長マイナス10mm
スキーの幅(センターの最も細い部分):40mm以上
ショベルの湾曲(トップのそり上がっている部分):30mm以上
スキーのテール:加重していないスキーを平面に置いた状態でテールが30mmより上がってはならない

バンクーバーオリンピックで実施されるクロスカントリー競技の種目と日程
男子 女子
2月15日 15km Classic 2月15日 10km Classic
2月17日 Sprint(1.6km)Classic 2月17日 Sprint(1.4km)Classic
2月20日 15kmC+15kmF Pursuit 2月19日 7.5kmC+7.5kmF Pursuit
2月22日 Team Sprint Free 2月22日 Team Sprint Free
2月24日 4×10km Relay 2月25日 4×5km Relay
2月28日 50kmMassStart Classic 2月27日 30kmMassStart Classic
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