【スノーボード】女子スノーボードクロスで藤森選手が7位と大健闘！

拡大写真を表示

藤森由香選手（写真提供：共同通信社）

2月17日、バルドネッキアで女子スノーボードクロスの予選・決勝が行われた。日本の藤森由香選手は、予選を1分32秒46の15位で通過。タイム順に上位16人が出場する準々決勝戦への進出を決めた。

準々決勝からは4人1組が同時スタートし、順位の上位2名が上に進める勝ち抜き戦。第4組に登場した藤森選手はスタートで出遅れ、先頭から離されたが、ファイナルバンクで2番手争いのスイスとオーストリアの選手が転倒。藤森選手はこれをうまく回避し、両手を突き上げて2着でゴール。ベスト8に入る大健闘をみせた。

準決勝では、金メダル大本命とみられた米国のジャコベリス選手のスピードについていけず、決勝進出を逃し、5〜8位決定戦へと回った。
1名が棄権し3名で行われた5〜8位決定戦でも藤森選手は果敢な滑りを見せたが、前を滑る2名の選手の転倒に巻き込まれて失速して7位となった。

試合後「7位は悔しい。ワールドカップに出続けてもっと上を目指したい」と語った藤森選手は、まだ19歳。「スノーボードクロスは怖いけれど楽しい」という藤森選手の今後の活躍を大いに期待したい。

優勝はフリーデン選手（スイス）。ゴール直前で転倒したジャコベリス選手（米国）は銀メダル、マルタ選手（カナダ）が銅メダルだった。「何が起こるかわからない」と金メダルを獲得したフリーデン選手も言うように、最後の最後まで目が放せない波乱の展開となった。