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ソチ2014


アイスホッケー ICEHOCKEY

競技方法見どころ
競技方法

・リンク
 リンクは周囲(60m×30m)を高さ1.2m余りのフェンスで囲み、ゴールネットの後ろにも競技エリアがあり、選手が自由にプレーできる。
 リンクには中央にセンターラインがあり、2本のゴールライン間の氷域を3等分するようにブルーラインが引かれ、センターラインを挟んだ中央の氷域はニュートラルゾーン、その両側の氷域は自チーム側をディフェンディングゾーン、相手チーム側をアタッキングゾーンと呼ぶ。

・チーム
 今大会女子競技は、1チーム20人(男子は22人)がベンチ入りし、ゴールキーパー(GK)、ディフェンス(DF)2人、フォワード(FW)3人の計6人が、リンクに出てプレーする。  体力の消耗が激しいため、試合中はいつでも、何回でも選手を交代できるのが特徴。GKを除くプレーヤー(スケーター)が5人一組のセットをつくり40〜50秒程度で入れ替わるケースが通常。反則によって生まれるチャンスやピンチの際には、各国ともスペシャルセットを作る場合がある。 ※チーム編成の人数は、各大会・リーグなどによって異なる

・試合
 試合は、パック(硬質ゴム製156〜170g)をスティック(グラスファイバー製など)で、相手GKが守るゴールネット(幅183cm・高122cm)へ打ち込めば1点。1ピリオドが20分間で、2回の休憩を挟んで3ピリオド行い、多く得点したチームの勝ちとなる。  第3ピリオド終了時点で同点となった場合の取り扱いは大会によって異なるが、フィールドプレーヤー4人対4人でサドンビクトリー方式の延長戦を行い、それでも勝敗がつかなかった場合はゲームウィニングショット合戦で勝敗を決する方法が基本的である。

・ルール
 試合展開をより速く、接近し、面白くするために、長いパスを制限する「アイシング・ザ・パック」や、パックよりも先にアタッキングゾーンに進入できない「オフサイド」などのアイスホッケーならではのルールが設けられている。  その他に、相手を突く、転ばす、妨害するなど、故意に乱暴な行為をした選手は一定時間退場させられ、ペナルティーベンチに入り、試合には参加できない。

 近年の傾向としては、安全を配慮し頭部に関する反則は非常に厳しくジャッジされている。また、パックを持っていない選手への進路妨害、スティックを使って動きを妨害するというような反則は、再解釈によって、より厳しくジャッジされるようになった。  女子は、体当たりが認められておらず、ボディーチェッキングという反則が設けられている。  国際アイスホッケー連盟が定めるアイスホッケー公式国際競技規則は、オリンピック開催毎に改訂されている。現行のものは下記サイト(外部リンク/PDF)に公開されている。 2010-2014アイスホッケー公式国際競技規則(日本語版)(http://www.jihf.or.jp/pdf/tne42o0qt3s3.pdf)

・勝ち点
 3ポイントシステムでは、レギュラータイム(20分×3ピリオド=60分)で勝利したチームに3ポイント、延長以降に勝利したチームに2ポイント、延長以降に負けたチームに1ポイントがそれぞれ与えられる。  グループラウンド(リーグ戦)で勝ち点が同点となった場合は、タイブレーキングシステムのステップに従って順位を決定する。

※タイブレーキングシステム
 勝ち点が同じ2チームの場合、当該チーム同士の対戦に勝利したチームが上位になる。3ポイントシステムの採用によって引き分け試合がなくなり、3チームまたは、それ以上のチームの勝ち点が同じ場合は、タイブレーキングシステムが適用される。  3チームまたは、それ以上のチームの勝ち点が同じ場合、勝ち点が同じチーム間でサブグループをつくる。この手順は、勝ち点が同じチームが2チームに絞られるまで継続される。2チーム同士の直接対決では引き分けがないので、この2チーム同士の試合結果で順位を決定することができる。

Step 1:勝ち点が同点のチームがある場合、同点チーム同士のサブグループを形成し、同サブグループ内における対戦で得た勝ち点が適用され、サブグループ内の勝ち点順で順位を決める。
Step 2:それでも同点のチームがある場合は、当該チーム同士の得失点差によって決定される。
Step 3:それでも同点のチームがある場合は、当該チーム同士の試合での総得点数によって決定される。
Step 4:それでも3チームまたは、それ以上のチームが同点の場合、サブグループに当てはまらない下位の最も勝ち点が高いチームとの直接対決結果(1.勝ち点、2.得失点差、3.総得点数)によって決定される。
Step 5:それでもまだ同点のチームがある場合、サブグループに当てはまらない下位チームのうち次に勝ち点が高いチームとの直接対決結果によって決定される。
Step 6:上記5つのステップを適用したにもかかわらずまだ同点の場合、大会前の最終世界ランキングに基づき順位が決定される。

その他詳細については国際アイスホッケー連盟が定める「2014 IIHF SPORT REGULATIONS」に掲載。

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