リオデジャネイロ五輪で柔道の女子日本代表を率いた南條充寿監督(44)が16日、東京都内で退任記者会見を開き「五輪で選手の背中を押す気持ちは一生忘れられない」と感慨深そうに話した。
2013年1月に発覚した女子代表指導陣による暴力問題で当時の監督が引責辞任し、同年3月から急きょ後任として就任。混乱した現場を立て直し、選手には自立性を求めて指導した。リオ五輪では金1個を含む5階級でメダルをもたらし「達成感よりも、やり残した方が大きい。今後も日本人は技術力で勝負するべきだ」とメッセージを残した。
今後は教授を務める仙台大の男子監督を務める。(共同)
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