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1997.10.01 オリンピック

開会式の選手団入場行進は2方向から?

 来年2月7日の長野オリンピック開会式で、各国・地域選手団が半数ずつ2つの方向から入場行進する方法が検討されている。
 開会式はオリンピック後に野球場となる長野市の南長野運動公園で行われる。長野オリンピック組織委員会(NAOC)式典課と開会式の演出などを担当するプロデューサー事務局によると、これまで想定されていた入場行進では、選手団は3塁側のゲートから入場して左回りに行進し、外野スタンド側の選手席(仮設スタンド)につく計画だった。
 この場合、レフトスタンド寄りの選手たちは、会場をほぼ1周するが、ライトよりの席に着く行進の最後の方の選手団は半周強しか行進しないことになる。このためプロデューサー事務局が、「全選手団が会場をほぼ1周できるように」と、2方向からの入場を考案しNAOCに可能かどうかの検討を要請した。2方向からの入場は、レフト側の席につく半数の選手団は3塁側ゲートから、ライト側の選手団は1塁側ゲートから入場し、それぞれ会場をほぼ1周して席に着く。
 オリンピック開会式の入場行進は通常同じゲートから同一進路で行われ、2方向からの入場が採用されれば極めて珍しい方法となる
 ただし、NAOC式典課によれば、現時点で3塁側にしか選手団の待機所を計画しておらず、2方向から入場した場合、1塁側から入場する選手が右回りの行進となることに問題はないか-など、クリアしなければならない問題もあり、「できるだけ、全選手が1周できる方向で検討したい」としている。

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