MENU ─ ニュース
2004.08.22 オリンピック

【柔道】鈴木桂治選手が金メダル! 有終の美を飾る

【柔道】鈴木桂治選手が金メダル! 有終の美を飾る
鈴木選手はロシアのトメノフ選手に1本勝で優勝を決めた
【柔道】鈴木桂治選手が金メダル! 有終の美を飾る
日本はこの階級4大会ぶりに金メダルを獲得した

8月20日、柔道最終日、男子100キロ超級の試合が行われ、鈴木桂治選手がこの階級では1988年のソウル大会以来の金メダルを獲得、メダルラッシュに沸いた日本柔道チームの有終の美を飾った。
鈴木選手2回戦の相手はドイツのテルツァー選手。組み手を取らせてもらえないなか、払い腰で技ありをとり、さらに小内刈りで有効を取り優勢勝ち。
次の3回戦では、地元の大声援に迎えられたギリシャのパパイオアンヌ選手と対戦。鈴木選手は得意の足技が出るようになり、まずは小外刈りで技あり、さらにお手本のような内またが決まり一本勝ち。準々決勝の相手ベラルーシのルイバク選手は、動いて攻めてくるタイプ。開始1分40秒で鈴木選手がかけた内またを返され有効を取られる。だがその後もあわてず、疲れて動きが止まった相手に小外刈りで有効、さらにまたも内またで見事に逆転勝ち。 準決勝へと駒を進めた。
準決勝は、イタリアのビアンケシ選手との対戦。開始40秒に場外注意で指導をもらうが、その後は技の出ない相手に2度の指導が与えられる。仕掛け続ける鈴木選手は、崩したところを内股でまたも一本。力の差を見せつけた。
決勝戦は、強豪のロシアのトメノフ選手が相手。力の強い選手だが、開始1分17秒、小外刈りをかけ相手が倒れたところへ体を浴びせかけ一本勝ち。遂に自身としては初、柔道界では4大会ぶりのオリンピックでの金メダルを手中にした。

前日の19日に行われた男子100キロ級の井上康生選手は、残念ながらメダル獲得はならなかった。
1回戦は、ボスニア・ヘルツェゴビナのメキッチ選手を送り衿締めで一本勝ち。2回戦はハンガリーのコバチ選手に優勢勝ちし、続く3回戦でもオーストラリアのケリー選手に対し内またで一本勝ちと、順当に勝ち進んだが、準々決勝の相手オランダのファンデルヘースト選手に苦戦。技が出せず、2つの有効を取られてしまう。残り46秒に内またで有効をとりポイントをひとつ返すものの、残り12秒で相手の背負い投げが決まり、まさかの一本負け。その後、敗者復活戦に臨んだが、アゼルバイジャンのミラリエフ選手に大内返しをとられ、一本負け。無念の結果となった。

初日からメダルラッシュに沸いた日本柔道チーム。終わってみれば全体で金メダル8個、銀メダル2個という輝かしい成績だった。

ページをシェア

関連リンク


CATEGORIES & TAGS


オリンピック の最新ニュース

    最新ニュース一覧