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2010.11.27 国際総合競技大会

広州アジア大会が閉幕、383名が閉会式に参加

広州アジア大会が閉幕、383名が閉会式に参加
旗手を務めた福島選手(共同)

第16回アジア競技大会(2010/広州)の閉会式が27日、16日間の熱戦に幕を閉じ、広州市の中心部を流れる珠江の小島「海心沙」で行われました。日本代表選手団からは、陸上競技、水泳のほかカバディ、セパタクローなどから383名が閉会式に参加。旗手は、陸上競技/100m女子と200m女子で2冠を果たした福島千里選手が務めました。

現地時間の午後8時から行われた閉会式は、中国国旗の掲揚、国歌斉唱に続いてアートパフォーマンスが行われ、その後、各国・地域の選手団の入場となりました。大会を16日間見守り続けた「大会の火」が消えると、盛大な花火が打ち上げられ熱戦の宴を締めくくりました。

広州アジア大会が閉幕、383名が閉会式に参加
入場する日本代表選手団(共同)
広州アジア大会が閉幕、383名が閉会式に参加
広州タワーの花火(右)と華やかなアトラクションに彩られた閉会式会場(共同)

閉幕に寄せて、選手のコメントは以下のとおり。

村上幸史(主将・陸上競技)
選手団の主将だし、陸上男子に自分まで金メダルがなかったので、しっかりと勝ちきることを目標にしていた。(自己ベストで)次につながる競技にもなったし、この二つの目標をクリアできてよかった。

福島千里(陸上競技)
3種目の中でも100m決勝は、思い出となるレースだった。終わり良ければすべて良しのつもりで臨んだリレーが残念な結果になり、まだまだ自分を高めていかなければと思った。これをステップに、来年の世界選手権、再来年のオリンピックに向け、頑張ろうという気持ちになった。

北本忍(カヌー女子)
アジアで一番にならないと、世界で戦えない。でもアジアで一番になったからといって、世界で戦えるとは限らない。あくまでも世界のトップレベルで戦うことを目標にこれからも頑張りたい。

吉田沙保里(レスリング女子)
いい緊張感を持って試合に臨むことができ、金メダルを獲得できてとても嬉しい。課題の残る試合内容ではあったが、ロンドンオリンピックにつながる良い大会でした。

三橋亜記(ホッケー女子)
このような大きな大会に出たのが初めてだったので、自分のプレーが出せなかったことも多く、自らを未熟だと感じた。(アジア大会で2位に入って)ロンドンオリンピックの切符を手にできなかったが、かえって再来年に日本で行われるアジア予選という次の目標ができたので、それに向けて努力したい。

長島和幸(レスリング男子74級)
従来からきわどい競り合いが苦手だったが、今回は競り勝つことができた。アジア大会への出場は初めてだが、この大会で競った時に勝てるという自信を得たのは大きな進歩だと思っている。将来につながる経験をさせてくれた大会だと思っている。

土井宏昭(陸上競技)
身体の状態が万全ではない中で臨んだ大会だった。そんな中でメダルを獲れただけに、まだ上を目指せるという自信につながった。

井村久美子(陸上競技)
自分の力を出し切れなかった大会だったが、ロンドンオリンピックに標準をあわせている。技術、精神共に更なるレベルアップを図っていきたい。

室伏由佳(陸上女子)
3回目のアジア大会で、私もやっと室伏家のメダリストになれた。すばらしい環境の大会で、すばらしい中国選手と競い合え、感謝の気持ちがわいてきた。

宮間あや(サッカー女子)
初めてアジアチャンピオンになれて、本当にうれしい。興奮がなかなか冷めやらなかった。

岩清水梓(サッカー女子)
北京オリンピックでいろいろみえたものがあったので、今大会はその経験が活かされたと思う。今後は更に、守備から攻撃へのながれを強化していきたい。

澤穂希(サッカー女子)
とにかく勝ちたかった。結果にこだわった試合をした。まだまだ課題は多いが、幅の広いプレー、質の高いプレーを意識して練習していきたい。

クルム伊達公子(テニス女子)
アジアのレベルが上がっていることは十分承知の上で臨んだ大会だったが、本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。1994年当時は日本がアジアのテニスを引っ張っていたのに、今は引っ張られる存在だ。

鈴木貴男(テニス男子)
かつては出場しないことも多かったアジアのトップ選手がそろうようになり、銅メダルでも価値があると思う。大会がすごくいい方向に進んでいるように感じる。

下大川綾華(フェンシング女子)
やれることはやった。(エペ団体優勝は)すべてがうまくかみ合った。チームメートを信じ、チーム一丸となって戦うことができた。

太田雄貴(フェンシング男子)。
2年後のロンドン・オリンピックを考えれば、中国は絶対に倒さなければならない相手。もっとテクニックを高め、精度を上げていかなければいけない。

宇薄岳央(ラグビー男子)
2連覇がかかっていたし、オリンピックの正式競技になって重圧はあったけど、そのプレッシャーを楽しむことができた。自分が(決勝の)前半早々に負傷退場したので、終わった瞬間は仲間にありがとうの気持ちでいっぱいだった。

外村哲也(トランポリン)
銅メダルを獲れてうれしい。アジア大会というのは、オリンピックに向けての大会なので、メダルの価値が高い。頭の中で、次へ向けてのプランはできている。

伊藤正樹(トランポリン)
大きなミスはなく、自分自身の目標点をクリアできた。今大会は良い勉強ができ、課題も見つかった。この経験を忘れず次へつなげていきたい。

山田紗菜(トランポリン)
自信を持ち落ち着いてアジア大会に臨めた。世界との力の差は感じたが、ロンドンオリンピックへ向けて集中し、良い結果を残していきたい。

萩原麻由子(自転車ロード)
連覇を狙っていたので、非常に悔しい試合となった。隙間をみて飛び出そうとしたが、力をだしきれなかった。帰国後は、とにかく練習を重ね、世界との距離を縮めたい。

西加奈子(自転車ロード)
もっと力はだせた試合だった。日本代表してきているので、責任を感じている。12月で40歳になるので、1年1年を大切に、充実したトレーニングをしていく

宇佐美里香(空手)
5連覇できて本当にうれしい。満点に近いできだった。演武の中で、闘争心や力強さを表現する練習に力をいれてきた。全日本選手権へ向け練習していく。

大木格(空手)
決勝戦は良いできだったが、予選から徐々に良くなっての決勝であった。予選から演武にスピード感をもたせ、アピールするべきであった。今後は、世界選手権へ向け、スピード感あふれる力強さを表現していきたい。

朝日健太郎(ビーチバレー男子)
今シーズンは、海外遠征を多くこなしてきた。メダルを目標で今大会に臨んだ。若い人が多い中で、ベテランの意地を見せたかった。

白鳥勝浩(ビーチバレー男子)
アジアのレベルがあがっている。4年前の失敗を獲り戻したかった。苦しい1年ではあったが、最後に結果がでた。

磯川孝生(レスリング男子)
今大会に向けてやってきた。家族に迷惑をかけて、本当にきつかった。メダルを目標としてきたので、厳しい試合ではあったが、結果がでた。

坂本日登美(レスリング女子)
この負けを無駄にしないで、ロンドンオリンピックへつなげていきたい。

林なぎさ(ホッケー女子)
ロンドンオリンピックへの切符がかかっていた大切な大会だっただけに、3位に終わって非常に悔しい。中国、韓国と戦ってまだまだ力の差を感じたので、オリンピック予選に向けてまた練習していきたい。

山下知且(ボウリング)
金メダルを目標にしていたので悔しい気持ちはありますが、メダルを獲ることができて良かった。

和田翔吾(ボウリング)
アジア大会初出場でメダルを獲得でき、涙が止まらなかった。このメダルは一生の宝にしたい。

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