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第16回アジア競技大会(2010/広州)

第16回アジア競技大会結団式(2010/広州) 記者会見

アジア大会結団式、記者会見で意気込み語る

結団式の後に行われた記者会見には、市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督、村上幸史主将、潮田玲子旗手が出席した。

会見で決意を述べる市原団長(左)上村副団長(中)塚原総監督(右)
(写真提供:PHOTO KISHIMOTO)

市原団長は「過去最多の1078名という選手団を派遣することになります。1ヶ月前に広州に行って準備状況を確認して参りましたが、かつてない規模の選手村、近代的な競技場を新設し、広州市は中国を代表する大都市の威信をかけて準備を整えております。42競技を実施するこの大会の準備は組織員会にとって大変なご苦労があったと推察され、心から敬意を払います。日本代表選手団は、新競技の近代五種、ダンススポーツ、ドラゴンボート、クリケット、ローラスポーツを含む42競技に出場します。日本のスポーツの広がりを反映した結果だと思いますし、JOCとしては若者がスポーツを通して明るく生き生きとしたメッセージを発信する機会を作りたいと考えております。アジアのライバルと真剣勝負を繰り広げて、アジアのスポーツの発展に寄与するものと信じております。国民の皆様を勇気付けられるような活躍を、現地からお届けしたいと思います」と、決意を述べた。

上村副団長は「非オリンピック競技としては最高の総合大会ですのでぜひ上位を目指して頑張ってほしいです。オリンピック競技は2年後6年後につながる戦いになります。アジアでの予選を勝ち抜かないとロンドンオリンピックにつながりませんし、アジアでのメダルが世界につながる競技も増えている。次に繋がる大会にしたいと思います。またマルチサポート・ハウスを初めてトライアルで行いますが、ロンドンに向けてこの2年間で完成させたいと思います。我々にとって追い風になるものなので、利用して最高のアジア大会にしたいと思います」と語った。

塚原総監督は「とにかく韓国を越えたい。60を超える金メダルを目指して、金メダル数で中国に続く成績という目標で頑張っていきたい。強化体制・環境をしっかり整えるためのマルチサポート・ハウスを活用して成績につなげたい。その結果、得られた情報や知識をロンドンに繋げるという目的のもと戦いたいと思います。日本の力はあります。結果を出せない取りこぼしを無くすことが大切です。現場でハッパをかけて、チーム一丸となって強く美しく頑張っていきたいと思います」と決意を語った。

意気込みを語る村上主将(左)潮田旗手(右)
(写真提供:PHOTO KISHIMOTO)

村上主将は「最初お話をいただいたときは戸惑いがありましたが、今日結団式を終えて、しっかり競技に臨もうと決意が固まりました。今月22日に日本を発つので、日本にいる間は主将としてメディアを通じて他の競技を応援したいです。前回、前々回と銀メダルで、8年分の思いがありどうしても金メダルが獲りたいです。光栄にも主将に指名いただいたので、その目標をクリアすることで、他の選手にも伝わるものがあればと思います」、潮田旗手は「旗手のお話をいただいて信じられない気持でしたが、光栄なことですので精一杯努めたいと思います。競技は、前回大会で団体銀、個人銅でしたので、それ以上の良い成績を収めたいと思います。また前回はバドミントンが日本代表選手団で最初にメダルを獲得したと聞き、それは皆さんの勇気や活力につながると思うので、前回同様メダルを最初にもたらして日本チームに勢いをもたらせたらと思います」と意気込みを語った。

マルチサポート・ハウスの利用について質問を受け、村上選手は「技術種目であるやり投にとって、自分の投てき動作を客観的に見ることが重要なるので、分析やデータを確認するために役立てたいと思います」と話し、分析サポート機能を主に利用する計画を話した。また潮田旗手は「治療やコンディションを整えるために使えると聞いていているので、ケアのために使いたいと思います」と、コンディショニング/リカバリーサポートとして利用する考えを話した。

 
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