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ジュニア作文オリンピック

夢に向かって

滋賀県・甲賀市立綾野小学校3年 池本千夏

私には、大きな目標があります。それは、五十メートル背泳ぎでジュニアオリンピックに出ることです。
私は、小さい時から水が大好きでした。なぜかというと、お母さんのお腹にいる時から泳いでいたからです。お母さんは、お腹が大きい時にマタニティースイミングに通っていました。お母さんが泳いでいる時、私もよくお腹の中で動いていたそうです。三才の時からずっと水泳教室に通っていて、今では、一週間のうち、六日間プールに通っています。
月曜日から金曜日までは、三時間の練習をしています。土曜日には、三時三十分から陸上トレーニングがはじまって、夜八時三十分まで練習をします。
練習は、きびしくてつらい時もあるけれど、大きな大会などで、いいタイムが出ると、そのつらさがうれしさにかわります。
練習しても練習しても、いいタイムが出ないと落ちこんだりするけれど、レースの前には、
「ぜったいにいいタイムを出すぞ。」
と強く心に思って泳ぎます。私はこの気持ちが大切だといつも思っています。となりにどんなに速い人や学年の大きな人がいても、いつも気持ちだけは負けないようにしたいのです。
そして、きんちょうする気持ちをおさえてスタート台に上ります。五十メートルはあっという間です。私はゴールをめざして、無我夢中で泳ぎます。泳いでいると中に、時々みんなの声えんが聞こえてくるのです。そうすると、またがんばる力がわいてきます。となりの人にぬかされていても、またぬきかえそうという「まほうの力」が体の中にわいてきます。だから、私のことを応えんしてくれる先生や友だちに、いつも感しゃしています。
五十メートル背泳ぎ「短水路」三十七秒五のタイムが切れると、ジュニアオリンピックに出られます。私は、後一秒のところまでやっときました。一秒はあっという間のように思うけれど、私にとってはすごく長い時間のように思います。この一秒をちぢめるために、苦しいことやつらいことも多いけれど練習を休まず、目標に向かってがんばって行きたいです。
この夏休みにモントリオールであった世界水泳を見ました、日本の選手だけでなく、どの国の選手も速くてきれいな泳ぎをしていました。「あんなふうに泳げたらいいのになあ。」と思いながらずっと見ていました。特に、中村礼子さんの背泳ぎは速くて、きれいではく力がありました。私も中村礼子さんみたいな世界で活やくする選手になりたいです。
今日も、今からプールに行きます。少しでも夢に近づくためにがんばってきます。
“めざせジュニアオリンピックカップ”