コラム/インタビュー

『未来のオリンピアン』

オリンピックコラム

理想の形を追求して、東京オリンピックを目指す!

金戸 華/遠藤 拓人(水泳・飛込み)

金戸 華(かねと・はな)
埼玉県出身/JOCエリートアカデミー7期生

遠藤 拓人(えんどう・たくと)
宮城県出身/JOCエリートアカデミー7期生
(取材日:2014年8月14日 text:岩本 勝暁)

恐怖心を乗り越えて強くなっていく

恐怖心はあるが「怖いからこそ飛べたときは快感」と語る遠藤選手(写真:魚住貴弘)
――飛込みを始めたきっかけは。

金戸 私は、父(金戸恵太さん)と母(元渕幸さん)、父方の祖父(金戸俊介さん)と祖母(渡辺久美子さん)がみなオリンピアンという飛込み一家に生まれたので自然と始めました。本格的に練習に取り組むようになったのは小学1年からです。
遠藤 僕は、幼稚園の頃から水泳をしていたのですが、兄の影響もあって飛込みを始めました。

――恐怖心はないのですか。

金戸 あります(笑)。失敗して水面に体を打ち付けると痛いですし、簡単に恐怖心は抜けません。でも、小学6年のときに飛込まずにいつまでも粘って、怒られたことがあるんです。粘って飛込まないと、次の演技がかえって怖くなってしまうんです。それに、とにかく飛ばないと強くなれませんから。
遠藤 恐怖心はあります。でも、怖いからこそ飛べた時は快感ですし、恐怖心に打ち勝った時の喜びは大きいです。

――飛込みの魅力は。

金戸 思い通りの演技ができた時は、これを続けたらもっと強くなれると感じます。いい点数が出たり、試合で優勝できたりすればうれしいです。
遠藤 苦しいこともありますが、なぜできないのかその理由を考えて、できるようになるのが楽しいです。

充実した環境で、日本代表を目指す

飛込み一家に生まれた金戸選手。JOCエリートアカデミーでの生活は「人生の分岐点」になるという(写真:魚住貴弘)
――エリートアカデミーの生活は。

金戸 中学の時から味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で練習していましたが、自分がこの場所に住むことになるとは思っていなかったのでとても驚いています。これ以上ない環境をいただいていますし、自分の人生の分岐点になると思います。
遠藤 親元を離れ、最初は寂しかったのですが、その分心が強くなりました。多くの方にサポートいただき、トレーニング施設も充実していて、ここで頑張れば夢にたどり着けると感じます。

――どのような利点を感じますか。

金戸 味の素トレセンの栄養管理食堂「サクラダイニング」での栄養指導など、たくさんの支援をいただいています。また、4人部屋で生活していて、2人がライフル射撃の選手なんです。他競技の選手と話をするのも刺激を受けることが多くて楽しいですね。
遠藤 規則正しく生活するのは大変ですが(笑)、全てが競技にとって大切で、日々成長できている実感があります。入って1カ月くらい精神的に落ち込んだ時期もありましたが、兄と電話で話した時に、あえて自分に厳しい言葉をかけてくれたことで、乗り越えることができました。そういう意味で、兄にはとても感謝しています。

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