コラム/インタビュー

アスリートメッセージ

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2005年3月3日〜6日までドイツのインツェルで行われたスピードスケートの世界距離別選手権男子500メートルで優勝した加藤条治選手。競技は2レースの合計タイムを競うものだが、加藤選手の1回目のタイムは35秒75で首位。2回目を35秒45で滑り終えると優勝を確信したのか、笑顔で大きくガッツポーズをとってみせた。日本スケート連盟は同大会で3位までに入った選手を第20回オリンピック冬季競技大会(2006/トリノ)の代表に内定させるとしていたため、加藤選手は同種目で2位につけた清水宏保選手とともにトリノ冬季オリンピック国内内定第1号となった。

「“第1号”という響きはかっこいいなとは思いますが、それだけですね。代表に決まったからといって心境の変化はありません。もちろん決まっていなかったら、今も苦しんでいたのかもしれませんが」
と加藤選手は代表内定を控えめに喜ぶ。

スピードスケートは一定の決められた距離を滑走し、そのタイムを競うもの。距離としては男子500・1000・1500・5000・10000メートル、女子は500・1000・1500・3000・5000メートルがある。トラックの距離は1周400メートルで、滑走スピードはなんと時速50キロを超すともいわれている。

特に男子500メートルは1984年第14回サラエボ冬季大会銀メダリスト北沢欣浩さんから1998年第18回長野冬季オリンピックで金メダル、2002年第19回ソルトレークシティー冬季オリンピックで銀メダルを獲得した清水宏保選手まで過去に合計7個のメダルを獲得するなど、日本は輝かしい結果を残しており、注目度も高い競技なのだ。そのことを加藤選手に問いかけてみると「そうなんですか」と実にあっさりとした答えが返ってきた。

「小さいころからオリンピックを目指していたというわけではないのです。日本のトップレベルになりたいとか全国で戦いたいとも思っていませんでした。あくまで自分のレベルを上げていけばいいと考えていましたから」


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