第29回オリンピック競技大会(2008/北京)

ホッケーのみどころ

日本代表選手団

今大会のみどころ

(1)今大会の目標

女子ホッケー日本代表チームは、2006年12月、カタール・ドーハで開催された第15回アジア競技大会において、中国に次いで第2位の成績を収め、いち早く北京オリンピックの出場権を獲得した。

それ以降も2007年1月、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された第15回チャンピオンズトロフィ大会(世界6強大会)に初出場で第5位、また同年9月、香港で開催された第6回アジアカップ大会で強豪の中国、韓国を破り、史上初のアジア制覇を達成。また2008年5月、ドイツ・メンヒエングラートバッハで開催された第16回チャンピオンズトロフィ大会では、最下位の第6位ではあったが、予選リーグで、世界ランキング第1位のオランダに勝利するなど着実に国際競技力を向上させてきた。

現在の世界ランキングは第5位である。

北京オリンピックの組み合わせも決定し、日本はB組となり、予選リーグで、アルゼンチン、ドイツ、ニュージーランド、英国、アメリカと対戦する。この予選リーグで、ランキング下位国には、確実に勝利をもぎ取り、日本よりもランキング上位国であるアルゼンチンかドイツの一角を崩し、なんとしても2位以内を確保し、準決勝に進出したい。

目標は、メダル獲得である。

(2)日本チームの特徴、有力選手

チームの特徴は、豊富な運動量と組織的な守備力により相手ボールを奪い取り、そこから一気に攻撃に転じ、素早い展開でシュートまで持ち込む、いわゆる「堅守強攻」が持ち味である。サークル内でPCを取得し、特別のセットプレーで得点を挙げる。

攻撃陣では、世界最高峰のオランダリーグで武者修行を積み、技を磨いたエースストライカー千葉香織、中盤ではオーストラリアに3ヶ月のホッケー留学で力を磨いた小野真由美がゲームをコントロールする。守備では国際経験が豊富で抜群の安定感を誇るキャプテン加藤明美とペナルティーコーナーシューターの三浦恵子らが中心となる。

(3)他国の有力選手

なんといっても、予選リーグ同組となる、世界ランキング第2位のアルゼンチンのエース“ルシアナ・アイマール”である。巧みなボールコントロール能力に加え、抜群のパスセンスを兼ね備えており、得点のチャンスを生み出す力は世界ナンバーワンである。また、同組となるドイツの“ナターシャ・ケラー”の得点力も要注意である。

その他特筆すべき事項

(1)話題性のある選手

前回大会のアテネオリンピックに続き、2大会連続出場となる選手が、加藤明美、三浦恵子、岩尾幸美、森本さかえ、駒澤李佳、小森皆実、千葉香織、木村千恵、山本由佳里、中川未由希の10名である。
北京オリンピック・女子ホッケー日本代表選手の平均年齢は、27.5であり、最年少は19歳の小櫻千奈美、最年長は37歳の加藤明美で、若手と中堅、ベテラン選手が混在したバランスのとれたメンバー構成となっている。
特筆すべきは、今大会キャプテンを務める加藤明美は、37歳であり、インターナショナルマッチ*数(CAP数)が316を数える。 また、30歳を超える国際経験豊かな選手が加藤を含め6名いる。

*インターナショナルマッチは、2008年6月末現在

(2)国際大会における日本チームの成績

2005年 7月第3回チャンピオンズチャレンジ大会(バージニア)
※ワールドカップ予選大会の出場権を獲得。
第3位
2005年11月第4回東アジア競技大会(マカオ)
※史上初のチャンピオンになる。
初優勝
2006年4月第12回ワールドカップ予選大会(ローマ)
※本大会への出場権を獲得。
第3位
2006年10月第12回ワールドカップ大会(マドリード)
※日本の第5位は史上最高。
※チャンピオンズトロフィ大会の初出場健を獲得。
第5位
2006年12月第15回アジア競技大会(ドーハ)
※2008年北京オリンピック出場権を獲得。
※史上3度目の銀メダルを獲得。
第2位
2007年1月第15回チャンピオンズトロフィ大会(ブエノスアイレス)
※第5位入賞で、2008年5月の同大会出場権を獲得。
第5位
2007年9月第6回アジアカップ大会(香港)
※わが国ホッケー界100年、史上初のアジア制覇。
初優勝
2008年5月第16回チャンピオンズトロフィ大会(メンヒエングラートバッハ)第6位
2008年6月世界ランキング第5位に躍進。