第29回オリンピック競技大会(2008/北京)

陸上競技のみどころ

日本代表選手団

出場選手特筆事項

(オリンピック出場経験者についてはオリンピック・世界陸上全成績も併記)

【男子】

短距離

朝原宣治:日本陸上競技選手最多タイの4大会連続4回目のオリンピック出場
・1996年アトランタ大会:100m準決勝1組5位、4×100mリレー予選2組失格 (4走)、走幅跳予選B組20位
・2000年シドニー大会:4×100mリレー6位入賞(4走)
・2004年アテネ大会:100m二次予選3組4位、4×100mリレー4位入賞(4走)

末續慎吾:200mアジア記録保持者
・2003年世界陸上パリ大会:200m銅メダル。
・2000年シドニー大会:200m準決勝2組8位、4×100mリレー6位入賞(3走)
・2004年アテネ大会:100m二次予選1組5位、4×100mリレー4位入賞(2走)

高平慎士:
・2004年アテネ大会:200m一次予選7組6位、4×100mリレー4位入賞(3走)
・2007年世界陸上大阪大会:4×100mリレー5位入賞(38秒03の日本・アジア新記録をマーク)

【世界陸上の走順】1走:塚原 2走:末續 3走:高平 4走:朝原
※4×100mリレーのオリンピック・世界陸上での日本の最高順位は4位(2004年アテネオリンピック)
※男子短距離種目でのオリンピック決勝進出は1992年バルセロナ大会400mの高野進(現・日本陸上競技連盟強化委員長)以来なし。それ以前でも1932年ロサンゼルス大会100mの吉岡隆徳のみ。

長距離

松宮隆行:日本選手権で3年連続5000m・10000m両制覇

岩水嘉孝:2004年アテネ大会:3000m障害予選3組6着

障害

内藤真人: ・2004年アテネ大会:110mハードル二次予選3組6位

為末 大:
・2001年世界陸上エドモントン大会:400mハードル銅メダル
・2005年世界陸上ヘルシンキ大会:400mハードル銅メダル
・2000年シドニー大会:400mハードル予選8組8位(転倒のため)
・2004年アテネ大会:400mハードル準決勝2組3位

競歩

山崎勇喜:
・2005年世界陸上ヘルシンキ大会:50km競歩8位入賞
・2004年アテネ大会:20km競歩途中棄権、50km競歩16位

谷井孝行:
・2004年アテネ大会:20km競歩15位、50km競歩失格
※競歩でのオリンピック最高順位は20km競歩が15位、50km競歩が16位(谷井・山崎が記録)

マラソン

佐藤敦之:ハーフマラソンアジア記録保持者(1.00.25)

大崎悟史:
・2007年世界陸上大阪大会:マラソン6位

尾方 剛:
・2005年世界陸上ヘルシンキ大会:マラソン銅メダル
※男子マラソンのメダル獲得は1992年バルセロナオリンピックでの森下広一(銀)以来なし

跳躍

澤野大地:
・2005年世界陸上ヘルシンキ大会:棒高跳8位入賞
・2004年アテネ大会:棒高跳13位
※棒高跳での日本人オリンピック入賞者は、1952年の澤田文吉(6位)以来なし

投てき

室伏広治:ハンマー投アジア記録保持者
・2000年シドニー大会:9位
・2004年アテネ大会:金メダル
※投てき種目では日本人初のオリンピックメダリスト
・2001年世界陸上エドモントン大会:銀メダル
・2003年世界陸上パリ大会:銅メダル
※日本選手権14連覇中(1995〜2008年)

村上幸史:
・2004年アテネ大会:やり投予選B組9位
※日本選手権9連覇中(2000〜2008年)

【女子】

短距離

福島千里:2008年4月30日の織田記念で100mの日本記録(10.36)に並ぶ今季開幕前の自己ベストは11秒60。2008年の日本選手権で初優勝

長距離

渋井陽子:女子マラソン世界歴代6位・日本歴代2位記録保持者。
10000mの自己2位記録で2008年日本選手権優勝

福士加代子:
・2004年アテネ大会:10000m 26位。 2007年まで日本選手権10000m6連覇、5000m4連覇

競歩

川崎真裕美:
・2004年アテネ大会:20km競歩40位

マラソン

土佐礼子:
2004年アテネ大会:マラソン5位

野口みずき:女子マラソン世界歴代3位・アジア記録保持者
・2004年アテネ大会:マラソン金メダル

中村友梨香:
・2008年名古屋国際女子マラソンで初マラソン初優勝

※日本女子選手はオリンピック4大会連続メダル獲得中で、かつ2000年、2004年と2大会連続で金メダルを獲得している。
1992年バルセロナ大会:銀メダル(有森裕子)、1996年アトランタ大会:銅メダル(有森裕子)2000年シドニー大会:金メダル(高橋尚子)、2004年アテネ大会:金メダル(野口みずき)

他国の有力選手

勝負こそが本質であるオリンピック男子100mでは、世界陸上覇者のタイソン・ゲイ(アメリカ)、現と前世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)とアサファ・パウェル(ジャマイカ)の3人が人類最速のタイトルを懸けて争う。400mでは、オリンピックと世界陸上覇者のジェラミー・ウォリナー(アメリカ)と今年彼に2度土をつけたラショーン・メリット(アメリカ)の対決、そして110mハードルではオリンピックと世界陸上覇者の劉翔(中国)と世界記録保持者のディロン・ロブレス(キューバ)の対決が注目される。女子ではティルネッシュ・ディババ(エチオピア)がオリンピックでは前人未踏の5千m、1万mの2冠に挑むが、5千mでは前世界記録保持者のメセレット・デファー(エチオピア)が彼女の前に立ちはだかる。女子で最も注目の選手は今年彗星の如く現れた800mのパメラ・ジェリモ(ケニア)である。

ハンマー投では世界陸上3連勝中のイワン・ティホン(ベラルーシ)がオリンピック連覇を狙う室伏広治(日本)の前に立ちはだかる。そして、女子マラソンで連覇を狙う野口みずき(日本)の前に立ちはだかるのは大阪の金、銀メダリストであるキャサリン・デレバ(ケニア)と周春秀(中国)、そしてポーラ・ラドクリフ(イギリス)。

男子800mのアブベーカ・カキ(スーダン)は母国に初の金メダルをもたらせるか?そして男子1500mのバーナード・ラガット(アメリカ)は世界陸上大阪大会に続いて1500m、5000mの2冠を達成できるか?興味は尽きない。