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第29回オリンピック競技大会(2008/北京)

ソフトボールの解説

日本代表選手団

(1)競技方法

参加8チームにより、1回戦総当たりの予選リーグを行い、上位4チームが決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメントは、ソフトボール独特の「ページシステム」と呼ばれる試合方式(敗者復活戦を含むトーナメント)で行われ、まず予選1位対予選2位、予選3位対予選4位が対戦する。予選1位対予選2位の勝者は決勝進出。その敗者と予選3位対予選4位の勝者が対戦し、勝った方が決勝進出(ここで敗れたチームは銅メダルが確定)。決勝の勝者が金メダル、敗者が銀メダルとなる。

女子ソフトボール競技が初めてオリンピックに採用された1996年アトランタ、2004年のアテネ両大会は、予選リーグ1位のアメリカが決勝トーナメントでも勝ち、金メダルを手にした。2000年シドニーは、日本が予選リーグを7戦全勝の1位で通過し、予選リーグ2位のオーストラリアに勝って決勝進出を決めたが、決勝で予選4位(4勝3敗)から勝ちあがったアメリカに1-2の逆転負けを喫し、金メダルを逃している。

(2)競技規則

基本的なルールは野球とほぼ一緒。ただし、投手は下手投げに限り、投・捕間の距離は野球の18.44mに比べ、5.33mも短い13.11m。塁間も18.29mと短く、外野フェンスまでの距離も67.06m(以上)であり、野球のグラウンドを一回りコンパクトにしたイメージ。その分、スピード感があり、日本が誇る「世界最速」右腕・上野由岐子(ルネサス高崎)のMAX 120q/hの快速球は野球に換算すると160q/hを超え、170q/h近いともともいわれている。

その他では、交代して試合から退いても、スターティングメンバーであれば一度に限り再出場できる「リエントリー(Re-Entry/再出場)」ルール。野球の「指名打者」(DH: Designated Hitter)のようなルールで、基本的には打撃専門のプレーヤーだが、守備につくことも可能な「指名選手」(DP: Designated Player)。一球も投げることなく、打者を一塁へ歩かせる(敬遠)することができる「故意四球」(Intentional Walk)。延長戦に入ると無死走者二塁から試合をはじめる「タイブレーカー(Tie-Breaker)」ルールなどが、ソフトボール独特の特徴的なルールとして挙げられる。

また、走者は投手の手からボールが離れるまでは、塁についていなくてはならず、野球のように「リード」を取ることは許されない。これに違反すると走者は「離塁アウト」を宣告され、アウトになる。

(3)用具

使用されるボールは、円周12インチ(30.5cm±0.3cm以内)で、重さ6 1/4〜7オンス(178.2g〜198.4g)の革製で黄色地に赤ステッチ(革の部分が黄色で縫い目が赤)のボールが使用される。バットは、長さ34インチ(86.4cm)以内、重さ38オンス(1、077g)以内とされ、金属製のものが主流である。