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2004/09/01
日本代表選手団 帰国時記者会見行われる【2】

続いて林 務副団長からは日本代表選手団の活躍の内容と背景についての報告が行われた。
「アテネ大会で活躍した多くの選手は、今まで国際競技大会へ数多く出場し、好成績を収め、また一方敗戦を教訓とし実力を高めてきた。過去のオリンピックや世界選手権大会出場の経験から、精神的に自分をコントロールし、普段どおりの力を発揮、立派な成績を収められた大会であった。JOCとしては今後もさらに各競技団体との協力を深め、国際大会の経験豊富な選手を一人でも多く生み出して行きたい。
今後の課題として、才能のある若手を海外に送り出し国際力をつけていくことと、すでに世界トップレベルの選手に関しては競技生命を1年でも延ばせるよう競技団体や国立スポーツ科学センター(JISS)と協力して行く。またジュニアの育成を次の2008年、2012年のオリンピックに向けて強化を図り、アテネ大会での好成績を次の大会につなげて行きたい」

福田富昭総監督は、日本代表選手団の活躍を各競技ごとに勝因を交えて報告。また金メダル16個、銀メダル9個、銅メダル13個の合計37個と史上最多のメダルを獲得できた要因を分析した。
金メダルの16個は1964年の東京オリンピックでの獲得数とタイ記録だが、東京オリンピックは地元で行われたため全競技に予選なしで参加できたのに対し、アテネ大会は厳しい予選を突破しての大会であるので比較はしにくいと前置きしつつも、史上最大の成果を出せたことを報告した。
今回の成果の最大の要因として、選手の潜在能力が高かったこと、そして選手が実力を出し切って戦ったことを述べた。
「メダルを獲得した選手は潜在能力が高く、世界のレベルに達している選手が多かった。昨年の世界選手権大会、ワールドカップ、主要国際大会等で優勝、2位、3位あるいは世界ランキング上位と、非常に活躍してくれていた選手が多かった。そうした選手がこの大会で実力を出し切って戦ったことがこの結果に繋がった」
続けて「実力を出し切ることは非常に難しいことで、予測通りにならないことも多いが、選手たちは日頃の練習、強化合宿、海外遠征等で十分な実力をつけ、今大会では落ち着いて試合に臨んだ結果」と分析した。
もうひとつの好成績の要因として柔道、水泳、体操、レスリングの4競技で27個のメダルを獲得し全体の75%にあたること、これらの重点競技が貢献したことを上げた。
さらにチームジャパンとして選手が一丸となって戦うという雰囲気づくりも要因とした。選手村に応援メッセージが書かれた大きな垂れ幕を出したり、また選手同士での情報交換を行い選手のモチベーションをあげたり、トレーナー、ドクター、情報チームをしっかり帯同し、後方支援を行ったことも成果をあげた要因とした。
またドーピング問題にも触れ、日本は薬物に対して厳正に対処していること、そして今後もアンチ・ドーピング活動を推進して行くことを報告した。


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